Banfi バンフィ |
◆モンタルチーノの雄バンフィ
バンフィ社は、このモンタルチーノに約850ヘクタールの葡萄畑を含む広大な土地を所有し、1978年の創立以来、土壌の分析や葡萄栽培法の研究、土着品種であるサンジョヴェーゼ種のクローン研究、樽材や醸造法の研究を行ってきました。 伝統的な葡萄品種で醸すブルネッロ・ディ・モンタルチーノはもちろん、カベルネ・ソーヴィニヨン種などの国際品種も手がけ、世界中に優れたワインを輸出するビック・カンパニーとして名実ともに成功を収めています。 ◆巨大企業? バンフィ社と聞くと、少しでも同社のワインをご存知の方はまず何を想像するでしょうか。 ※モンタルチーノに2830ヘクタールの土地を所有 ※年間生産本数1000万本超 もし『商業主義的な大量生産』というイメージなら、生産本数や敷地面積などの規模の大きさに関する情報だけが一人歩きした結果かもしれません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
より多く生産するほど質が落ちるという考えは全くのナンセンスで、誤った考え方だ。 数を多く作ろうとすると通常は管理が行き届かなかったり、それぞれの畑への執着が弱くなり質が落ちるが、我々が追求し続けているのは、高品質を保ちつつできるだけ多く作ることだ。 高品質なワインを作るためにバンフィ社ならでのこだわりのごく一部をご紹介したい。 【葡萄選別】 手摘み収穫の際に選果は行うが、カンティーナに着いた後に選果台の上で再度人の手による入念な選果を行う。 選果台をクリアした葡萄は房から外され粒だけの状態になる。 そしてベルトコンベアで流れつつ光学センサー付きカメラで色・形を瞬時に自動画像解析によりチェックされ、基準に満たない粒は空気銃のようなものではじかれ、不良果が混ざらないようになっている。 【樽材】 バンフィ社は木樽(小樽)をそのまま買うのではなく、ただのオーダーメイドでもない。 フランスに樽の原料となる木材を買い付けに行き、カットの仕方も指定する。 雨ざらしになることで余分なタンニンが抜け、求める状態に仕上がったら樽加工業者に送り組み立ててもらうという、簡略化して書いてもいかに手間と労力がかかることなのかが伺えるだろう。 【ホライゾン・システム】
この開発によって、冷却や衛生の面で管理が難しいとされていたオーク樽発酵の利点が最大に活かされることになりました。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ これ以外にも、彼らのように熱意と規模を兼ね備えていなければできないようなこだわりが、まだまだ数多くありますが、結論として・・・ バンフィ社のような明確な哲学があれば、『大量生産=低品質』は成り立ちません。 彼らが良質な葡萄を育てるためにどれだけ真摯な姿勢でひたむきに取り組んでいるか、、、 バンフィ社が誇るブルネッロ・ディ・モンタルチーノを一口飲んで想像を膨らませてみてはいかがでしょうか。 |
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